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2017_11
08
(Wed)01:10

ボトルメールをきみたちに

社会からログアウトするという選択をした。
できる限り、他人や団体、場所、つまりは「社会」に類するものに接触しない。

どうしても書き留めたいことがあった。
ツイッターで投稿するのは避けたかった。
望まない多数の目に触れる投稿のせいで、大切な人たちに無用な面倒が及ぶのは嫌だ。

社会からログアウトすることにした(或いは『なった』)経緯は省く。
ともかくも、ただ生きるだけの、消化試合である以上、
劇場に行くとか、誰かと会うとか、たとえ電脳上であれ会話をするとか、

全部やめるのだ。

心が痛むことがあるとすればいっこだけ
アガリスクエンターテイメントの作品を、ライブ&リアルタイムで観ることはできなくなったこと。

もちろん、かの団体は公演動画を最速でアップロードしているし、DVDも台本も販売している。
ログアウト人間にこれほど優しい演劇団体は、無いと断言していい。
更に言及すると、僕のように障害を抱える者に、「当たり前に」接してくださっている。

劇場の狭い空間は、僕には本当にしんどいのだ。
たくさんの人でひしめく客席、隣席のお客さんと肩や腕が触れるのがつらい。
何より咳がつらい。喘息だったり他の理由で、いつ何時咳き込むか自分でも判らず、
いったん発作が出ると恐ろしくえげつない咳き込みなのだ。
映画館で聞くような、可愛いものじゃない。
自分自身そんな音を聞かせたくないし、他人は当然聞きたくないだろう。
僕ができることは、アガリスク独自の「非推奨席」を選んで着席することだった。

本来なら当日券や遅れてくるお客さんの為の席だ、解っている
でも発作が起きたら即時退出できるほうがうるさくない。みんな快適に観劇を続けられる。

アガリスクの制作さんに勇気を出して連絡したら、非推奨席の使用を許可くださった。
あの時、ほんとうに久しぶりに、楽しんでいられた。
感謝でいっぱいだ。

でもいつまでも甘えてはいられないし、客として来場する以外に何か還元できることが無い。
勧める相手も、一緒に観劇する知人も、居ない人間だ。

今後の観劇をあきらめるに至った最大の理由は、僕がファンでいて良いと思えないから。
「自分の応援など価値がない、届いても不快になるだけ」という気持ち。
座席についても、面倒な配慮を必要とする人間だ。
そして配慮を要する人間がファンとして居ることが、団体のためにならないからだ。
僕が自分の特性をネット上で公開している以上、それは知ろうと思えば知れてしまう。
「ファンにそんな面倒な人がいるとか、団体が気の毒」
団体がそんなこと言われるくらいなら、
僕が離れる。
文句なら僕に直で言え。

この文章を何でウェブの海にボトルメールよろしく流すのかなんて、もう考えることじゃなくて、
たとえ誰かの目に触れても、そのひとは、きっと沈黙してくれる
僕の大切な団体の、大切な人たちが、そうであるように。

願わくば、あなたたちの速度が鈍らないように、
もっと速くなりますように。






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