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2019_09
17
(Tue)19:32

好き嫌いというフィルター

日韓関係のアレコレ。
何だろう、ここまで悪しざまに罵倒の字句がニュース見出しに並ぶ光景を、どう評すればいいのだろう。
真偽はもはやどうでも良くて、よりエゲツナイ悪口で捻じ伏せたほうが勝ち――みたいな絵面に見える。
そうでなければ「バーカバーカ!」「バカって言うヤツがバーカバーカ!」…所謂小学生のケンカだろう。

一国の政治担当がこういう絵面を日々展開している状況を、僕らは支持できるのか。賛同できるのか。
内容の是非や真偽は関係なく、どう考えても「ただのケンカ」でしかない。しかも全く美しくない絵面の展開w
僕は向こう側の報道については全く詳しくないのであくまでこの国の話に限るけれど、
こんな罵詈雑言を横溢させるメディア、尻馬に乗って虚しい気炎を吐くバラエティ番組やコメンテイターが雁首揃える画面を、
ひとりの人間として好もしく受け止めることなど到底無理だと言わざるを得ない。

国でも個人でも、露骨な悪意をここまで剥き出しにして相手にぶつける居方を、僕は信じる気にはならない。
しつこいが内容の真偽に関わらず、相手に対する敬意と礼節を欠いた言動で、他者の賛同や支持を得られるなどと思うのはとんだ思い上がりだ。
僕らが乗っている船は没落と凋落の象徴と成りつつある古ぼけたそれだ。
傲岸不遜で世界を肩で風切って歩けた時代は疾うに過ぎ去ったのだ。
自覚せよ。いまここで全ての他者に敬意と礼節を示さなければ、本当に世界全てから見捨てられることになる。
好き嫌いがあるのは個人も国家間も同じこと、利害が鞘当てされれば対抗したくなるし、自国の権益が害されれば憎悪も生まれる。
まして戦争がそこに挟まればなおのこと、国と個人と民族を巻き込む歴史の傷が埋め難い溝を形成する。
でも、好き嫌いと現実の状況判断は厳密に分けられなければならない。
過去から連なる現在、そして来たる未来を慮るときに、好き嫌いという感情は判断に絶対含ませてはならないものだ。
嫌いな相手ならば、なおさら。
嫌いという感情が、相手を見る目を曇らせる。やることなすこと気に入らなく思えてしまう。
でもそれでは相手を真っ当に評価することも出来ないし、相手の主張に真摯に向き合うことも出来ない。

嫌いなら嫌いでいいよ。でも、相手と真っ当に向き合う努力を放棄するなよ。
自分の勝手な「嫌い」を理由に、相手を対等じゃない信じるに値しないと貶めるのは、身勝手甚だしいよ。

嫌いな相手と上手くわたり合えるのが「大人」なんじゃないのか。
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